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HP179 ガス検知管内部の検知剤がズレて正しい測定ができない?

概要

各種ガスの濃度測定に使う『ガス検知管』は管内部の薬剤の変色位置を、管外側の目盛り
で読みとります。
ということは、振動により内部の薬剤がズレると、管表面の目盛りとのズレが出てきて
正しい測定ができないことになります。
そこで、振動により薬剤がずれるようなことがあるのか調べてみる事にしました。
 1. 確認対象
  □ガス検知管 (北川式ガス検知管 水分用(603-SP2)
  ※今回は内部のガス検知剤が着色されている方が見やすいので、
    使用後の変色させたものを使います。
  ■振動源
   加振器 (IMV社製 CE-7144)
    周波数範囲:2-20kHz
 
 2. 測定の方法
 ①検知管(変色済み)を加振器に取付ける。
 ②加振器にて振動を検知管に加える。
 ③一定時間経過後、検知管の変色位置を読み取る。
 ④検知管を加振器に再設置し、②③を繰り返す
 
 □測定した内容
  振動は、周波数 30Hz、振幅 約0.5mmを加える。
□測定のイメージ
HP17911.jpg
3.測定の結果
測定した結果は以下のようになりました。
HP17950.jpg
■今回の確認では、振動による検知剤のズレは見られませんでした。
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