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バリデーション関連メルマガ 第225号 ガス検知管内部の検知剤がずれて正しい測定が出来ない?

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  ガス検知管内部の検知剤がずれて正しい測定が出来ない?
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 前回は、アルミブロック恒温槽で、設定温度に到達するのに、どれぐらい
 時間がかかるか(応答性)についてお届けしました。
 今回は、圧縮ガスの品質測定に使用するガス検知管の検知剤のずれについて
 ご紹介します。
【本 文】
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  ガス検知管とはガスの濃度を簡単に測定するモノです。
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 >> ご存じのように、測定ガスと鋭敏に反応する検知剤をガラス管に充填
   したもので、ガラス管の表面には測定ガスの濃度目盛が刻んであります。
  □ この検知管の使い方は
   ・ピストンを備えたガス採取器で一定の測定ガスを採取し
   ・検知剤の入ったガラス管に送り込んで、
   ・検知剤と測定ガスとの化学反応により検知剤が変色するので
   ・この変色の長さ(位置)を濃度目盛から読み取ります。
  ※ 従って、ガラス管内部の検知剤が振動などの影響でずれると正しい
        測定ができないことになります。
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  検知剤は振動でずれてしまうのか?
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 >> 実は、この実験をやってみようというきっかけは、
   検知管メーカさんのカタログに「輸送中の振動などで検知剤が
   移動しないという特徴がある」という記事からです。
  □ ここで心配したことは
    今までの作業で、検知剤が動いたという経験は全く無いのですが、
    検知管を良く車に載せて運んでいるため、検知管に過度の振動が
    掛かって、検知剤が移動してしまわないかと”ふと”思いました。
    
  ※ そのため、検知管に想定以上の振動を加えて、実験をすることに
    しました。
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  安心できる結果になりました。
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 >> この実験は、当社の圧縮ガスの品質測定に使っている検知管に模擬的に
   振動を与えて、検知剤のずれを確認しました。
   ▼ 実験の方法とデータは、こちらでご覧頂けます。
     https://www.validation-wa-nks.jp/2013/1212_110000.php 
   このように、結構強い振動を与え続けても、検知剤が移動した形跡は
   認められませんでした。
  □ 今回の実験結果からは、輸送や作業方法等、現状の決め事での運用で
    問題ないことも再確認できました。
  ※ 但し、上記の実験は、あくまで一例で、種々の条件により計測値は異
    なります。
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 >> 次週で本年最後の配信とさせていただきます。
   ※当社は、
     この様な実験の方法や測定データ等のノウハウで、どんな
     環境においても、お客様に満足して頂ける作業をお届けする
     努力を続けています。