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バリデーション関連メルマガ 第229号 校正に使用する電気炉内の温度差!

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  校正に使用する電気炉内の温度差!
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 前回は、二酸化炭素の測定値に影響を与えるもう一つの要素「温度」の変化
 についてお届けしました。
 今回は、温度センサの長さによって使用場所が違ってくる電気炉について
 実験しました。
【本 文】
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  温度センサの校正には電気炉を使用します。
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 >> ご存じのように、温度センサの校正には、一定の温度を作ることができる
   恒温槽を使用しますが、この恒温槽には、熱媒体として空気を使ったもの
   (電気炉と呼ぶ)と水や油を使ったもの(油バス、水バスと呼ぶ)があります。
   また、この温度センサの校正では、センサを油や水で汚したくないため、
   恒温槽として電気炉を使うことをご要望されることが多くあります。
   □ 電気炉は、どんな長さでも使うことができるようになっていますが、
    場所によって少しは温度差があるのではと思います。
    そこで、「今年購入したもの」と「7年前に購入したもの」では
    どんな感じになるのか測定しました。 
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  思ってた通り、今年購入した電気炉の方が優っていました。
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 >> 実験の方法は、電気炉の内部を縦方向で1cm刻みの場所で温度を測定しました。
   ▼ 実験の方法とデータは、こちらでご覧頂けます。
     https://www.validation-wa-nks.jp/2014/0130_110000.php 
   今回の実験では、やはり、場所による温度の違いは新しい電気炉に軍配が
   上がりました。
   □ 新しい電気炉では 「測定場所0cmと6cmの温度差」は→  0.13℃
   □ 7年前の電気炉では「測定場所0cmと6cmの温度差」は→ -0.69℃
  ※ 但し、上記の実験は、あくまで一例で、種々の条件により計測値は異
    なります。
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  測定データによって電気炉の使い方を考えることも重要!
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 >> 今回のデータから、恒温槽としての電気炉の使い方を考える必要が
   あることが分かりました。
   □ 新しい電気炉は、どんな長さのセンサでも、そのまま挿入して校正
     する使い方で良いということになります。
   □ しかし、7年前の電気炉では、温度差が大きいため、そのような
     使い方でなく、温度センサと同じ場所(位置)を別の温度計で測る
     という使い方が良いと思います。
  ※ このように、電気炉のデータから、皆さんの目的にフィットした
    使い方を考えることも重要なことだと思います。
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  次回は、気流確認についてお届けします。
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 >> クリーンルーム等では、部屋の環境のひとつになる気流(空気の流れ)
   確認について実験をしてみます。
   ※当社は、
     この様な実験の方法や測定データ等のノウハウで、どんな環境に
     おいても、お客様に満足して頂ける作業をお届けする努力を続けています。