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バリデーション関連メルマガ第233号クリーンルームの「吹出口」と「吸込口」で測定位置を変えながら風速を調べました。

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  クリーンルームの「吹出口」と「吸込口」で測定位置を変えながら
  風速を調べました。
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 前回は、低風速でどんなタフト・トレーサが空気の流れが分かり
 易いかを調べ、タフト・トレーサの気流の分かり易さベスト3を
 お届けしました。
 今回は、クリーンルームの性能確認項目の一つである吸排気の風速測定に
 ついて実験しました。
【本 文】
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 「吹出口」と「吸込口」で風速を測定します。
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 >> クリーンルームでは、吹出口から室内にきれいな空気を入れ、吸込口から
   室内の汚れた空気を出すことで、クリーンルーム内の清浄さを保って
   います。
   また、ご存知のように、室内に吹き込まれる空気の量が多ければ多いほど
   室内でホコリが発生しても、短時間で室内の清浄さをもとに戻すことが
   出来ます。
  □ そのため、クリーンルームの性能確認項目の一つとして、吹出口や
    吸込口の風量を調べるために風速を測定することがあります。
  ※ そこで、吹出口と吸込口で、位置を変えながら風速を測定する実験を
    しました。
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 「吸込口」の風速は測定位置によって大きく変わる!
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 >> 実験方法は、風洞を使って、その先端からの距離を変えて測定しました。
   ▼ 実験の方法とデータは、こちらでご覧頂けます。
     https://www.validation-wa-nks.jp/2014/0227_110000.php  
   今回の実験で分かったこと
   ・「吹出口」の風速は、どの位置でも、1.01~1.08m/secでほぼ安定
     している。
   ・「吸込口」の風速は、風洞の先端から少し離れるだけで、大幅に低下し、
     7cm程度離れると、ほぼゼロになる。
   □ このように、同じ風速で実験しても、「吹き出し」と「吸い込み」では
     距離によって風速が大きく違うことが分かりました。
  ※ 但し、上記の実験は、あくまで一例で、種々の条件により計測値は異
     なります。
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  同じ位置で「吸込口」の風速を測るときの工夫を考えました。
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 >> 今回の実験結果より、吹出口と吸込口の風速は同じ位置で測定できない
   ことが分かりましたので、同じ位置で「吸い込み風速」を測る工夫を
   考えてみました。
   □ そのひとつとして、
     空気を流す区画された流路「ダクト」を製作し、そのダクトで
     空気の流れをつくり、風速を測定するというものです。  
   ※この方法であれば、実際の「吸込口」の大きさに合わせたダクト
    を現場で簡単に手作りできるため、現場運用が可能なものと考えます。
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  次回は、考えた工夫を検証します。
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 >> 手作りしたダクトを使って「吸込口」の風速を測定し、実用の可否を
   確認してみます。
   ※当社は、
     この様な実験の方法や測定データ等のノウハウで、どんな環境に
     おいても、お客様に満足して頂ける作業をお届けする努力を
     続けています。