バリデーション関連メルマガ 第235号 今、食品関連分野で再注目されている規格:FSSC22000
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今、食品関連分野で再注目されている規格:FSSC22000
(FSSC:Food Safety System Certificationの略)
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最近、マルハニチロホールディングスのグループ会社製品に農薬混入事件
が起きたこともあり、国内の大手食品メーカー・流通企業が食品安全管理の
規格:FSSC22000の取得に乗り出しています。
(コカ・コーラグループ、キューピー、サントリー食品など)
今回は、今、食品関連分野で再注目されている規格:FSSC22000に関する
情報をご紹介します。
【本 文】
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始まりは「HACCP」から
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>> 食品関連の規格は、
「HACCP」 → 「HACCP9000」 → 「ISO22000」
→「FSSC22000」と進化してきたと考えます。
▼ この規格の移り変わりに関する情報はこちらでご覧頂けます。
https://www.validation-wa-nks.jp/2014/03/13/FSSC22000.pdf
■ この様に、「FSSC22000」は、「ISO22000」の
弱い部分を補強し、より強化された規格だといえると思います。
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FSSC22000は、今、再注目されている規格です。
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>> 「大手企業がこの規格を取得したとか取得に動き出したという新聞の
記事」や「ネット上の関連するセミナーの開催情報」などFSSC22000に
関わる情報が飛び交っています。
□ やはり、昨年起きた冷凍食品農薬混入事件が大きなきっかけで
多くの流通・食品企業が食品防衛に動いていること
□ 消費者の食への安心・安全の関心の高さに応えるために、小売り
企業が取得に動いたこと
□ 米・ウォルマート、マクドナルドやイオンなどの世界の流通・食品
大手が推奨(取得要請)していること
などがキッカケとなり、業界を再び賑わしていると思われます。
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当社では圧縮空気の品質測定のお問い合わせが増えてきています。
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>> 圧縮空気は、食品等の製品容器に吹き付けられたり、乾燥などに使われ
ています。
今までは、あまり注目されなかった圧縮空気でしたが、使用される空気の
汚れが製品の汚染に繋がるため、圧縮空気の品質がクローズアップされて
いると考えられます。
□ FSSC22000では、ユーティリティの品質要求の一つとして、
「Compressed air and gases」が評価対象になっています。
【当社の品質測定方法】をご紹介します。
▼ 圧縮空気の品質測定の方法等は、こちらでご覧頂けます。
https://www.validation-wa-nks.jp/setsubi_sochi_betsu/asshuku_kuki.php
※当社は、
この様な規格の要求を満足できる作業を日々お届けする努力を続けて
います。
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次回は、当社独自の温度分布測定用センサをご紹介します。