第315号 クリーンルーム内の作業にもヘルメットを着用します。
クリーンルーム内で作業中、社員が頭にケガをしてしまいました。
当社では製薬や医療機器製造関連のお客様からのご依頼で、クリーンルーム内で校正作業を行うことがあります。
テレビでみるような医薬品の製造現場などからもイメージされるように、クリーンルーム内では、ヘアーネットや帽子での作業が多く、当社も同様にお客様から指定されたヘアネットと帽子で作業をしていました。
そんな中、先日、クリーンルーム内での作業中に社員が頭をケガしてしまいました。
■幸い傷は少し血が出た程度で、大事には至らずほっとしましたが、
今回の件を教訓にして会社として手を打ちました。
同じクリーンルームでも、お客様と当社では動線が違うことに気がつきました。
クリーンルーム内の(稼働中の)作業動線はお客様は、クリーンルーム内の設備や装置を運転するための動きになり当社のように、それらの設備や装置の下や裏側で、時には、もぐり込んだ作業はあまり無いように思います。
□このように、
お客様と当社の作業場所や内容が大きく違うことになり、
潜んでいる危険も違うため、当社なりの対応が
必要ではないかと考えます。
■よって、当社では、
設備・装置付近で作業を行う際は、作業内容云々に関わらず
ヘルメット着用を第一としていきます。
クリーンルームで使用できるヘルメットを探しました。
稼働中のクリーンルーム内で使用するということで、ヘルメットからの発塵を極力抑えたものを探しました。
□今回選んだクリーンルーム用のヘルメット
・ヘルメット全体はプラスチック製で、上からの衝撃に耐える。
・あご紐もプラスチック製で、動いたときにも発塵が少ない。
まずは、ヘルメット着用を第一としてお客様の意向を伺っていきます。
通常の生産現場や検査室などでのヘルメット着用は問題ないことが多いと思いますが、クリーンルーム内で作業を行う際には、お客様ごとに違った着衣のルールがあります。
□当社として、ヘルメット着用を第一とはしていますが、必ずお客様へ
使用可否の確認と使用が可能であれば、どちらが用意するか確認し、
安全作業に努めます。
※今回、社員にケガをさせてしまったことは非常に残念なことですが、
会社の姿勢を改めて考え、手を打ちました。
お客様や社員に二度とご迷惑を掛けない覚悟で進めて参ります。
最後まで、お読みいただき有難うございました。