第319号 ドラッグストアで発見したサプリメントのGMPマークを調べました。
ドラッグストアの商品に、GMPのマークが付いていました。
お正月早々、近くのドラッグストアにいく機会がありました。
何気なく商品を見ていると、サプリメントが目に留まり、手にとってみるとGMPというマークが付いていました。
※ 仕事柄、気になり、このマークについて調べてみることにしました。
このマークは、厚生労働省のガイドラインに基づく認証によるものでした。
>> 厚生労働省は、
□ 製品が「安全」に作られ、「一定の品質」が保たれるように
するための製造工程管理基準、「健康食品GMPガイドライン」を
定めています。
□ そして、そのガイドラインに基づいて、民間の団体である
第三者機関が、申請のあった製造工場に審査・査察を、
客観的に行い、基準を満たしていればGMP工場に認証します。
(GMPとは、Good Manufacturing Practiceの頭文字で
「適正製造規範」を意味します。)
□ 現在、国内で審査を行っている第三者機関は、
「公益財団法人 日本健康・栄養食品協会」と
「一般社団法人 日本健康食品規格協会(JIHFS)」の2つで、
GMP認証工場で製造され、製品に品質と一定の安全性が確保されている
製品にはそのことを示すGMPマークの表示が認められてます。
※ 何故、サプリメントにはこのようなマークが必要なのか
疑問が沸いてきて、その理由を調べてみることにしました。
その理由は、サプリメントが極めて医薬品に近い食品だからではと考えられます。
>> サプリメントとは(Webを調べると)
アメリカ合衆国での食品の区分の一つであるダイエタリー・サプリメント
(dietary supplement)の訳語で、狭義には、不足しがちなビタミンや
ミネラル、アミノ酸などの栄養補給を補助することや、ハーブなどの
成分による薬効の発揮が目的である食品である。と説明されています。
□ このように、錠剤・カプセル状のサプリメントは、
外見的には医薬品っぽくても、法的には「食品」になり、
『厳格なGMP』の規制を受けていません。
■ しかし、食品であるサプリメントも、薬効の発揮が目的とされているため、
マークを付けることで、GMP工場でキチンとつくられていることを
保証していることになります。
当社は、健康食品や医薬品等のGMP工場をサポートしています。
厚生労働省で定められている「健康食品GMPガイドライン」には、製造者が守らなければならない多くの決め事があります。
その中には、当社が得意とする校正(キャリブレーション)についても要求しています。
⇒ 「GMPソフト」⑩
設備、機械器具等を定期的に点検整備(計器の校正を含む。)
となっています。
※ 当社では、この規格要求を満足させるために、製薬業界のGMPと
同様に、食品業界においても校正等をサポートしています。
また、フィールドでバリデーションを実施する立場から、規格の要求内容や
定義を具現化(具体化)して、お客様に満足して頂ける作業をお届けする努力を
続けています。
最後まで、お読みいただき有難うございました。