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第501号 食品製造での具体的なキャリブレーション対象機器の選び方を知りたい

キャリブレーションを実施する対象機器を決めるには悩みます

> 食品の製造設備には、たくさんの計器が使用されていますのでどの計器をキャリブレーションの対象にしたらよいか悩まれると思います。

例えば、滅菌器を例にすると
①制御に使用する温度計②品温を測定する温度計③過昇温を防止する温度計、④圧力計⑤時間計の、どの計器をキャリブレーションの対象とするべきか考えると悩んでしまいます。

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滅菌器に関連するバリデーションなどの情報は、こちらから確認して頂けます。
https://www.validation-wa-nks.jp/oyakudachi-joho/mekkin.php

■ 重要でない計器は付いていないはずだから、滅菌器に付帯するすべての計器をキャリブレーションの対象にすれば悩まなくてよいですが、コストがかかり過ぎてしまい、別の理由で悩むことになってしまいます。

そこで、キャリブレーション対象機器の最適な選定方法を考えてみたいと思います。

どの計器をキャリブレーション対象機器にしたら良いか

> 食品設備に付帯するどの計器をキャリブレーションしたらよいかを決める当社の考え方をご紹介します。

【選定基準1】HACCPでの決め事から

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【選定基準2】当社の独自の考え方から

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■ 一般論としては、このような基準でキャリブレーションの対象機器を選定することをお勧めしますが、

※ HACCP義務化では、製造記録に注目すると、厚生労働省が発行している資料を使う手もあると思います。

厚労省発行の『製造日報』に注目すると要領よく決めることができる

> 厚生労働省が発行している「HACCPの考え方を取り入れた衛生管理のための手引書」には、製造設備を運転するときの『製造日報』のサンプルが開示されています。

(下表は)2019年2.15に第1版として日本ミネラルウォーター協会、日本配水&サーバー協会から発行されているものです。

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この方法は、加熱滅菌工程の製造日報に記載されている赤枠の管理項目の計器をキャリブレーションの対象機器とする考え方になります。

■ このように記録するデータを示す計器がキャリブレーションされていれば、設備がキチンと動いていることを確認でき安心できます。そして、審査官等の第三者に納得できる説明が出来ると考えれます。

《手引書は、》
清涼飲料水の他に、魚肉ねり製品の製造、生めん類製造、パン類の製造など様々なものが開示されています。一度ご覧になり、対象計器を決めるうえで参考にされては如何でしょうか。

※ 当社は、フィールドでバリデーション・キャリブレーションを実施する立場から、規格の要求内容や定義を具体化(具現化)して、お客様に満足して頂ける作業をお届けする努力を続けています。

最後まで、お読みいただき有難うございました。