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第523号 マグネチックスターラーの校正は可能でしょうか

マグネチックスターラーの校正方法を知りたい

> マグネチックスターラーは、マグネットの力で回転子(撹拌子)と呼ばれるテフロンで被覆した磁石の棒を容器(ビーカーやステンレス)内で回転させて、液体を撹拌する装置です。

マグネチックスターラー以外にも、スターラー、マグネットスターラーなどと呼ばれたりもします。
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※ このマグネチックスターラーは、どのような校正を行ったらよいか考えてみたいと思います。

マグネチックスターラーの機能から校正方法を決定します

> マグネチックスターラーの一般的な動作原理は
磁石を乗せた①の円盤をモータで回転させて、相対する②の撹拌子※1の磁石を吸引して、その撹拌子を回転させることで撹拌を行います。

※1:撹拌子
容器に入れ、回転させて液体の撹拌に用いるもので、撹拌子は棒磁石をテフロンなどで封止したもの。棒状のものが汎用性に優れるとされる。
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■ このように、マグネチックスターラーの機能(働き・作用)は、攪拌することになりその攪拌は攪拌子が回転することで生まれることになります。
そのため、マグネットスターラーには回転数が表示されています。

※ 従って校正方法は、
①の円盤の回転数か②の攪拌子の回転数が表示されている回転数と合っているのかを確認すれば良いという考えになります。

攪拌子の回転を測定する校正方法があります

> 校正方法は、マグネチックスターラーに置いた棒状の撹拌子の回転数を測定します。

[校正方法の概要]

1.撹拌子をマグネチックスターラー上に置いて
2.スターラーの回転数設定値を校正ポイントに設定して、攪拌子の回転数が安定した時の回転数データを収集する。
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この校正方法は攪拌子の回転を測定しますので、ほとんどのメーカーのマグネチックスターラーの校正に使用できると考えます。

校正方法の考え方を整理してみました

> 校正方法を、4段階(ステップ)で考えます。

①機器の原理・構造を調査する。
②機器の機能を考える。
③(原理・構造から)機能を実現している方法を特定する。
④機能の表示部を明確にする。(校正の対象になります)

このように、段階を踏んで、考えることで校正方法が想定できると考えます。

□ 例として、今回のマグネチックスターラーの場合を挙げます。
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■ 今回はマグネチックスターラーの校正方法を考えてみましたが、多くの機器の校正方法を考えるのに応用できると思います。

※ 当社は、この様な実験の方法や測定データ等のノウハウで、どんな環境においても、お客様に満足して頂ける作業をお届けする努力を続けています。

最後まで、お読みいただき有難うございました。