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いったい何日なの?日付表記はジツはさまざま ~ 第673号 ~

一体いつまでなら美味しく食べられる?表記日付への疑問

> スーパーマーケットで美味しそうな輸入食品に値引きシールが貼られており、賞味期限を見ると“12/02/2024”と記載されていました。

通常日本だと“2024/12/02”と表記する内容だろうな、と考えまだまだ期限まで期間がある、と思い買ったのですが、食べる前にふと気になりました。

そういえば、日付の表記には色々あります。月と日にちは 2 桁表記が多いのですが、 12 以下の数値は月と日の区別がつきません。「 2024/12/02 」と思った期限が実は『 2024/02/12 』 だった場合 、おなかを壊してしまうかもしれません。

表記について地域による違いがあることは知ってはいるものの、ふわっとした知識だったので、日付表記について調べてみました。

日付表記の“当たり前”は国によって異なる

> 日本のように“2024年12月01日”のように“年月日”が示されてれば明確ですね。海外のフォーマルな表記だと“December 15th, 2024”のような表記で明確ですが、賞味期限を表すような場合、多くは数字の羅列になります。

調べてみると種類としては以下の3つが多いようです。

日付表記  
日付表記
MM/DD/YYYY アメリカ
DD/MM/YYYY イギリス
YYYY/MM/DD 日本含むアジア圏

西暦は4 桁表記(YYYY)にすると間違えることは殆どないと思います。

しかし月・日の順番は、12以下の数字の場合、数字だけみて日付を特定するのは困難な状況がでてくると思います。

日付の記載ルールが決めてあれば安心

> 輸入業者の方も日付が特定できないことを想定してか、凡例(DD/MM/YYYY)を書いてあるシールが貼ってある場合があり、この場合は日付が特定できます。

凡例がない場合でも、01 Jan. 2024と、“月”の部分を英語の 3 文字にしてあると日付が明確になります。

グローバルでモノや情報のやり取りが発生すると、地域・文化により、自分の当たり前が実はそうではない状況ということもあります。

いずれにしても、文書で日付の記載ルールを決めておくと、記載者と読取者の“当たり前”が違っても誤認識することは無くなります。

バリデーション等書類の日付が重要な情報となる場面でももちろん同様で、作成者と読み取る側で認識の誤りが起きない手立てがされていると安心ですね。

▼ 「バリデーションドキュメント」についても「無料オンライン相談会」からご相談していただくこともできます。


※ 当社は、フィールドでバリデーション・キャリブレーションを実施する立場から、規格の要求内容や定義を具体化(具現化)して、お客様に満足して頂ける作業をお届けする努力を続けています。

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